どうも、本間あきこです。
これまでTwitterのプロフィールはイラストのアイコンを使っていました。
私はイラストレーターでもあるので、自分で描いた…わけではありません。
このイラストを描いてくれたのは、不登校で進路に悩む学生さん。

部屋に引きこもって、ネットの世界で1日の大半を過ごしている女の子です。
と、これだけ聞くとかなりネガティブですね。
でも彼女には特技があります。イラストです。イラストを描いてはネットにアップし、その評価をみてまた試行錯誤を繰り返し、技術を磨いていっています。直接人と話すことは苦手だけど、イラストを通じてコミュニケーションを取るというイラストが苦手な人にはできない得手を持っています。
そんな彼女ですが、不登校なこともあり進路には正直悩んでいるようです。学校という空間に馴染む馴染まないは、個人差がありますものね。実は私自身も、勉強で大きな壁を感じ(正確には他者との比較というプレッシャーに負けて)、不登校になった時期がありました。高校に進学したものの、まともに通い切ることができなかった。あの時の不安や絶望感は、今でも覚えています。だから、今回の彼女と出会った時も、とても他人事と思えなかったんですね。
とにかく、彼女の特技を活かして、自分の道を自由に切り開いてほしいと(←私のエゴですが)発注したものでした。 自分の技術や根気よく描けるという能力に自信を持って欲しかったし、その自信から「学校以外の世界の広さ」や「学校での立ち位置の可能性」を見つけて欲しいな、と。
美談でもなんでもなく、本間のエゴではありましたが、「絵を描く人にお金をもらって描けたことは嬉しかった」と後日教えてくれました。
不登校って、本人も家族もしんどいものです。
「学校なんか行く必要ないよ」と割りきることができる人は良いでしょうが、それができる人は限られています。(そしてできる人なりにも、苦労や周囲への苛立ちはあるはずです)
「普通」に学校に行けず、「普通」に友達と付き合うこともできない。
自分は「普通じゃない」「脱線した」「道を踏み外した」と、自分で自分を攻め続けるループに入っていってしまうケースは決して少なくない。運よく事件が起きて、そのループから弾かれるまでは、ひたすら負の螺旋を下り続けてしまう。
そんな真っ只中にいる人に、心の底からお伝えしたいことがあります。
学校が全てではない。
自暴自棄になる必要はない。
絶望する必要もない。
世界はとてもひろく、また今はどこへでも繋がる事ができる時代です。
以前から仕組み自体はあったテレワークも、昨年からの流行り病で定着しつつあります。流行病そのものはネガティブなものですが、私たちの生活に新たな可能性が追加されたことは歓迎すべきことですしね。
私もインターネットがあったからこそ、ネットを通じて技術や知識を学ぶことができ今に至っています。10代の挫折や20代の紆余曲折がありつつも、30代で自分なりのやり甲斐ある道を見つけることができました。
だから、不登校(や鬱などもだね)で悩んでいる人がいたら、とにかく声を大にして言いたいの。
学校が全てではない。
自暴自棄になる必要はない。
絶望する必要もない。
と、そんなこんなの経緯もあって、長いこと使っていたイラストアイコンなのですが、昨日の記者会見以降、自分の写真に切り替えました。

私のエゴにも快く描いてくれたイラストのおかげで、実はあまり得意ではないTwitterの世界でも、比較的好きなことをつぶやいていました。彼女への応援の気持ちみたいなものもあったし。
これからしばらくの間は自分なりの挑戦と位置付けています。気持ちを切り替えるためにも、自分の写真に変えた、というわけです。
と、小さな決意もありつつ、何よりイラストアイコンにはこんな背景があったんだよ〜というのをお話ししたくて、書きました。
今年の冬前まで、イラストアイコンはおやすみです。
イケてる本間さん、どっちもかっこいい。
学歴とかは努力と根性で社会に出てからいくらでも取り戻す・・というより更に意外なほど成長させることができること思います。また、目標に向かい努力する前向きな気持さえ持っていれば年齢も職歴も関係なくスタートできると思います。どうにもならないときには流れに任せ、ご縁に導かれるまで漂うも良しあがくも良し。
あと、自分が恒星であるか惑星や衛星であるのか・・本間さんは恒星なので、銀河の中でより明るく輝くことが可能ですから、シリウスを目指してください。応援しております。